2018
9
Aug

百合小説

沖ノブ(fgo)百合エロ小説『信長の狼』(推敲中)

百合エロ小説用アイキャッチ6

「そぉじ。」

座卓に頭を乗せ名前を呼ぶと、離れたところで刀の手入れをしていた沖田がパッと振り返り、獣のような目をして生唾を飲み込むのが見えた。
我ながら絶妙の声音だったと思う。一発で沖田の衝動に火をつけられたようだ。

沖田は一瞬だけ、赤い長襦袢の隙間から覗く肌を舐めるように見たが、すぐに刀の方に向き直り、なんです?と抑揚のない声で要件を尋ねてくる。
そんな気のない素振りをしてみせてはいても、頭の中は夜毎目にするわしの痴態で溢れているに違いない。

「いや、暇じゃなぁと思っての…」

「そのたぶなんとかで遊んでればいいじゃないですか。さっきまで随分真剣に見てたようですし?」

沖田はちらと座卓に投げ出されたタブレットを睨む。朝方からこれで読書やらネットサーフィンやらをしていて、構ってやらなかったのを拗ねているのだろう。物にまで妬くとはまったく忙しいヤツじゃ。

「読みたい物は粗方読みつくしたからの。流石に飽きたわ。」

「なら体を動かしたらどうです?相手になりますよ?」

ようやく関心が自分に向きそうだと思ったのか、沖田は目を煌めかせ、持っていた刀を軽く振ってみせる。だが、あいにく入用なのは刀ではなく持ち主の方だ。
沖田だとてそこは同じだろうに、どうにもこやつには色欲と戦意をすり替えるきらいがある。そして刀を振るうことで、その昂りを静めようとするのだ。

もう数えきれぬほど褥を重ねているのだから、欲望に任せて押し倒すなりなんなりしてくれば良いものを、どういう訳か沖田のヤツは、未だにその欲求自体、存在していないかのような振りをする。おかげでわしは催す度、沖田が目を背けていられないほどに、その衝動を煽らねばならなかった。
それはそれで面白くはあったが、一苦労であることには代わりない。

そういうわけなので、わしにはせっかく上手いこと付けた火を消させる気など毛頭く、当然、剣の相手なんぞするわけがなかった。

「それは閨事の誘いか?」

早々に本題に切り込む。
沖田は慌てて、剣の稽古って意味ですから!と否定したが、ほう?そうか?と疑うようにして目を見つめると、沖田は畳の上に視線を泳がせ、後ろめたそうに下唇を噛んでから口を開いた。

「…ま、まぁノッブがどうしてもって言うなら、そっちでもいいですけど…」

かかった。
あとは一気に釣り上げるのみだ。

「どうしても。」

「え?」

「どうしてもと言えと言ったじゃろ。どうしても。」

「…さ、されたいんですか?」

「お主がムラっとしとるんじゃろ?相手をしてやると言っとるんじゃ。」

お主とまぐわうのは楽しいしの。そう付け加え、微笑んでみせると、その瞬間に目の前まで飛んできて唇を塞がれた。最近のこやつは、縮地の使い方を完全に間違っている。まるでおあずけを解かれた犬だ。
だが嫌いではない。

早々と舌がねじ込まれ、口内をまさぐられる。そのまま舌の根まで吸い付くすように、深く深く口付けられ、のしっと体重をかけて畳の上に押し倒された。髪の散る音がひどく淫靡に感じられる。

「…可愛く鳴いて下さいね?」

「お主が上手に抱いてみせたら考えてやろう。」

沖田はわしの声が好きらしく、大抵始める前に、鳴いて下さい。と求めてくる。
柄ではないし、気が散る故に、わしは派手に喘ぐのは好まぬ。だが、そうしてやったときの沖田の興奮ぶりは、なかなか唆られるものがあったので、最近では褒美としてその願いを聞いてやることにしていた。

「…そんなこと言って、後悔しても知りませんよ?」

沖田は自信有り気に生意気な言葉を吐いて、挑戦的に見降ろしてくる。まぁ、それも無理からぬことだろう。
初めは本当に一から全て教えてやらねばならなかったとはいえ、今となってはこの身体のことは沖田の方が詳しいくらいなのだから。

最近の沖田はもう、どこをどの程度の加減で責めれば、達することなく感じさせられるかを全て覚えていて、一度始めると、自分が満足するまで延々、責めの手も舌も止めようとはしなくなっていた。こちらが根を上げても、生かさず殺さずの加減で、しつこくしつこく身体を貪る様はまるで狼で、骨の髄までしゃぶり尽すとは、こういうことかと思わされるほどだ。 事におよぶ直前までは、おあずけをくらった犬のようであるというのに、よくもまあ見事に切り替えられるものよ。

そんなことを考えるうちに沖田は、わしの帯を解きながら、耳、首、脇と舌を這わせ、腕の内側から手首へと至り、パクリと指先を口に含んでくる。指の腹で口内をくすぐってやると、仕返しとばかりに、その三倍は指をしゃぶらされた。それからあちこち摩られて敏感になった口内へ舌を差し入れ、貪るような口吸いをして、首から胸を伝って腹、脚、と印を刻みながら降りていき、足の指を舐りだす。

いつもこんな具合に、敏感な部分を避けながらも、上手に色情を煽ってくるのだから、いざ触れられたときには、思わず飛び上がってしまうほどに昂ぶってしまっている。
その後すぐに昇天させてくれるのならまだ良いのだが、そこから更に、どうやっても達せられないだろう淡い刺激で、執拗に秘部をなぶり続けてくるのだからたまらない。そうしてそれは、沖田が満足するか、うっかり加減を間違えて、意識をこちらに留める糸を断ち切るまで続くのだ。

一体どこの誰がこんないたぶり殺すような抱き方を仕込んだのか。
まぁわしなんじゃけど、わしはせっかちじゃからここまで焦らしたりはせんかったのに、沖田のヤツはいつまででも楽しんでいたいらしく、教えたことを存分に悪用してわしをなぶるのだ。しかもそれが意外にも、このわしに、これまで味わったことのない快楽をもたらすのだから怒るに怒れぬ。

怒ったところで事の最中は強気な沖田だ、でも気持ち良いんでしょう?と悪びれもせずに言われて仕舞だろう。

現に今も、

「……っ、ふ…、……お主、今日は……、はぁ…、一体何時間やる気なんじゃ……?っ、……夕餉を食い損ねるのは勘弁なんじゃが……」

「別に食べなくたって平気じゃないですか…、相手をするって言ったのノッブなんですから、満足するまで付き合ってもらいますよ……」

こんな調子で、股座から口を放そうともしない。放っておけば、体力の続く限り何日でも続けるだろう。

顎を蹴り飛ばして辞めさせることもできるが、一度焦ったさに耐えかねてそれをやったときは、しばらく独り寝をする羽目になってしまったし、煽られ昂ぶった情炎に一晩中身体の芯を焼かれるような苦痛を味合わされた。沖田が怒って部屋を出ていってくれたら慰めようもあったのだが、隣で寝ていられてはどうずることもできない。あの夜は本当に長く、一年くらいに感じられた。

あんなのは二度と御免なので、わしは抵抗もせず、ただ大人しく舐められている。
しかし今はそう長く付き合うわけにもいかぬので、いつもよりちと早いが、少しだけ沖田を煽ってやることにした。

「……そぉじ、…わし、もう…、……ふ、…中、焦れっ、たくて敵わん、のじゃが……、っ…」

「焦れてるノッブを見るの好きですし?鳴いてくれたら中も触ってあげてもいいですよ?」

「…ぁかったから、…そぉじ、早う…、……ぁ、…んっ」

名前を呼び、小さく鳴いてみせると、沖田はいとも簡単に望みを叶えてくれる。
ぬるりと指が侵入してくる感触に、反射的に背中が反り返った。
ゆっくり、刺激しすぎないように、腫れ物に薬でも塗るかのような手付きで、沖田はその指を動かしてくる。まだまだ尖頂に至らせる気はないらしい。この調子では本当に夕餉を食い損ねてしまうだろう。

まだ煽り足りぬかと、畳に腹ばいになって舐陰を続ける沖田を起き上がらせ、膝立ちで向かい合い、頬に鼻を寄せて口付いをねだってみせる。沖田はすぐに喰い付いて、噛み付くように口付けてきたので、その隙にするすると着物を脱がせ、肌を暴いてやった。逃さないように腰を捕まえ、淫裂をなぞり上げると、ぴちゅ、という厭らしい音と共に沖田の肩が震える。

「っあ、ぁふっ、のっふ…、ちょ…、じっとしてて…、あっ……」

「…ん、はぁ、いやじゃ、…っ、わしにも、ん…、触れさせい……」

舌を絡ませ、深く深く口付けながら、膨らんだ尖りの上で円を描くと、沖田は容易く、わしをいたぶる余裕を無くしてしまう。なんとか主導権を取り戻そうと、肉洞に突き刺した指に力を込めて襞をさすってくるが、生憎と程よい刺激になっていて、ただただ気持ちが良いばかりだ。

「…気持ち良さそうじゃの、そぉじ……」

「…ぅ、あっ…、もぅ…、わ、たしが、してたのにぃ…、ぁ、あぅ…、んっ…」

「一緒の方が、…っふ、良かろ…?」

左手で腰を支えながら、恥口に右の中指を刺し入れ、親指で肉芽をさすってやると、沖田の喘ぎがより一層大きくなった。手が留守にならぬよう、加減を調節し、刺激してやると、沖田は両手を使って反撃をしてくる。

「…ぁ、そぉじ、…ん、あっ…、それ、いぃ…、ふ、はぁ…、そぉじ…、っぁ…、もっと、…あ、ぁあッ…」

「ノッブ…、ぁふ…、かわいい、です…、ノッブ…、あッ…、ぁ…」

総司と何度も名前を呼びながら鳴いてやると、沖田はもっと聞かせろとばかりに、柔肉のあわいにある指の動きを激しくした。
ここまで煽れば十分。我慢が効かなくなってしまったはずだから、あとはもう、なぶる余裕もなく一思いに喰らってくれるだろう。
責めの手を緩めてやると、沖田は息を乱しながら、再びわしの身体を押し倒す。

わしらは上下の唇を互いに貪り合い、それから程なくして共に果てた。

 

 

じわりと芯に残る余韻と、沖田の身体を抱きながら目を閉じるのは、なんとも至福だ。
たまらん、たまらん。この余韻がいつまでも引かなければいいのに。

そんなことを考えていると、腕の中の沖田が、ノッブ、と名を呼び、のしかかってきた。
全然足りないからもう一回と下腹に手を伸ばしてくる。本当に貪欲な狼だと思いながら、その手をやんわりと制止し、夕餉の後でなら付き合ってやる、と口付ける。

「じゃあ!早く食べに行きましょう!あ、みんなの前では総司って呼ばないでくださいね。」

「………わかっておるわ。」

沖田のヤツは言質を取るやいなや、ろくに睦言も交わさぬまま飛び起きた上に、いらぬ一言を付け加えた。事を終えたばかりだというのになんてヤツじゃ。
さすがに気分を害したが、今は夕餉が先だ。仕置きは宵の間、存分にしてやればよい。

仕置きの内容を考えながら、移動のため身体に敷いていた長襦袢に袖を通そうとする。が、汗やら何やらでぐしゃぐしゃになっていたので、それを脱ぎ捨て、適当なTシャツと短パンを身に着けて、沖田と連れ立って食堂へと向かった。

 

 

一刻も早く床に就きたい様子の沖田が、早食いで勝負しませんか?などと抜かすのを、適当にあしらいながら食事を済ませ、デザートのアイスに手を付ける。
ストロベリーとバニラの二種だったため、バニラを選んだ。向かいに座った沖田はストロベリーを選び、わしがゆっくり食べるのが気に入らないと言わんばかりのむくれっ面で匙を口に運んでいる。

「おきた。」

ふいに、閨でのそれと近い声音で呼んでみる。何人かがギョッとしてこちらを見たが、そこに関心はない。

「なんですか?」

沖田は少しくすぐったそうな顔でこちらを見た。
総司と名前で呼んでいたら、真っ赤にさせられただろうが、姓ではまだこんなものだ。しかしそれでも、肌を合わせたばかりの頃よりは、遥かに態度が軟化している。

文献で読んだパブロフの犬とやらは、サーバントに対しても有効らしい。
閨事の際、一定の声音で名を呼び続ければ、常時であっても同じように呼ぶことで、そのときを思い出し、箍が外れるのではないかと、しばらく前から調教を試み、今ようやく、姓でも多少の反応があるところまで、効果が出てきている。名を呼ぶのは二人きりのときだけというのが沖田との約束だったが、このまま行けば姓で呼んでも名のときと同じように、飢えた目でこちらを見るようになる日も近いだろう。
そうなれば、湧きあがる情欲に耐える様を眺めるのも、耐え兼ねて飛びつかせることも意のままだ。廊下で、倉庫で、浴場で、あるいはレイシフト先で、不意に呼んでみせたらどうなるだろう?考えるほどそのときが楽しみだ。

貴様の主人は剣でもマスターでもない。
沖田よ、貴様をわしの可愛い犬にしてやろう。いや、狼だったか?まあ、どちらでも良い。
何者であろうとも、沖田があの目でわしを見たなら、あとはもう好きに喰われてやるだけなのじゃから。

 

 

ちなみに

「わし、そっちも一口欲しいぞ。」

「またですか、じゃあそっちもくださいね?はい、あーん。」

この手は甘味を要求するときにもよく効くのだ。


割と強引にエロシーンをカットして短くまとめたんですが、5000字行っちゃいました。もっと2000字くらいでさらっと読めるの書きたいものです。
でもエロ描写端折るとあんまエロくないし、さじ加減が難しい。もっとどちゃくそえっちな殿が書きたい見たい。この話でエロいの名前呼びくらいかも?もっと殿のエロスを余すことなく表現できる文章力がほすい。

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執筆中ノブ沖ノブ百合エロ小説

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