2018
31
Jul

百合小説

ノブ沖ノブ(fgo)百合エロ小説 ノッブ沖田に泣かれる

ノブ沖ノブ百合小説2

自室へと運ばれ、布団に寝かされた信長は、ヒックヒックという音で目を覚ました。
とっくに日が暮れていた様子で、行燈の明かりだけの薄暗い寝室が目に入る。
ボロボロだった身体は洗われ、手当もされており、今しがた沖田に刺された傷も、痛みはするが治りかけていた。
サラサラの寝巻と布団が心地よい。

疲れたときは、ぶっ倒れて寝てしまうのもアリかもしれんのう。

信長はくくっと喉の奥で笑う。
沖田が慌てふためきながら自分の世話に奔走したかと思うと妙に可笑しかった。その沖田が先ほどからしゃっくりが止まらない様子で、ヒックヒックと音を出しているというのが、可笑しさに輪をかける。
気を良くした信長は、沖田を死ぬほど驚かせてしゃっくりを止めるのに一役買ってやろうと、脅かし方を思案した。

音のする位置からすると、沖田は自分の足元の辺りにいる。
単純に飛び起きただけはビクリともしないだろう。信長は、苦しげに呻いてみるのはどうだろうかとか、いきなり大声で叫んだらどうだろうとか、いくつかのパターンを考えてみるが、満足のいく作は出てこなかった。

そうしてアレコレと考えているうちに妙なことに気付く。
今沖田がいる辺りは、壁があるだけの何もない空間だ。そんなところに座り込んで、一体何をしているのだろうか。
気になった信長が身体を起こすと、恐らく信長の血で染まったのであろう着物姿のまま、膝を抱えた腕の中に頭を埋めた沖田の姿があった。肩が小さく震えている。
泣いているようだった。

はぁ?と声が出そうになるのをすんでのところで飲み込む。
そう浅くない付き合いの中で、沖田がこんな風に泣いているのを見るのは初めてだった。
予想外の事態に面食らった信長だったが、すぐに気持ちを落ち着けて自分が寝ている間に何があったのかを推理する。腹が痛いくらいでは泣かないだろうし、おそらく自分を斬ったことで、ぐだ子や他のサーバントにこっぴどく怒られたのだろうと納得し、一人でうんうんと頷いた。

本当に是非もないヤツよのう…

ふぅと息を吐きながら起き上った信長は、泣くくらいなら斬りかからなければよかろうにと声をかけながら沖田の隣に座り、その頭を撫でてやる。普段であれば慌てて手を払いのけたり、飛びのいたりする沖田だが、今は大人しくされるがままだった。あまりにしおらしいので、身体に腕を回し、ぐいと抱き寄せてみる。流石に嫌がるかと思いきや、沖田は飛びつくように信長の身体にしがみ付き、その背中をぎゅうぎゅうと抱きしめた。
沖田にぶち抜かれた後の傷口が痛み、信長は一瞬眉をひそめる。

「なんじゃ?愛しのマスターに叱られたのがそんなにショックじゃったのか?」

沖田の背中をさすりながら、静かに尋ねる。
沖田は答えず、途切れ途切れになりながら、どうして避けなかったんですか。と返した。防ぐなり反撃するなりできたのではないかと。

「…お主、常日頃わしを斬りたがるクセに、いざまともに攻撃を喰らわせたら臆しよったのか?」

それも急所は外したというのに…。
仕留め損なったのが悔しいか?と笑ってやろうかと思ったがやめた。
先に沖田の方が口を開き、絞り出す様にノッブと名前を呼んだのだ。

「ノッブ、ノッブ、私はノッブを斬りたくて、斬りたくて斬りたくてたまりません…!なのに…ノッブが倒れたら…」

そこまで言うと、また涙が込み上げてきた様子で、沖田は信長の身体を再び強く抱き締める。違うんです、斬りたいけどこうじゃないんですと、呻く様に漏らすと、また黙って泣き出してしまった。
状況を理解した信長は、沖田を抱きながら、核心に触れるかどうかを迷う。

貴様は殺意と好意を混同しておるのじゃ。

そう告げるべきかを思案する。
信長は沖田からの好意を確信していた。というよりそれは、日頃の沖田の言動から、周知の事実と言えるレベルで知られていることだった。

カルデアに来てからの沖田は信長にベッタリで、嫌なことがあれば愚痴を言いに、良いことがあれば自慢をしに、お菓子を貰えば分けに行き、信長が他の誰かと組んだりしようものなら全身から殺気を立ち上らせて斬りかかり、かと思えば時々遠くからこっそり見つめてみたりと、誰がどうみても恋する乙女以外の何者でもない行動をとっていた。
しかし、どういう訳か当の本人だけは、それを『いつかボコボコにしてやりたい敵の弱点を探るため、隙をつくための行為』と認識していたのだ。そのため沖田は事ある毎に信長に斬りかかっては乱闘になり、二人揃って怒られる光景はもはやカルデア名物となっていた。

そしてそんな沖田の行動に大迷惑なはずの信長は、その勘違いが大層愉快で、何度かぐだ子や他のサーヴァントたちに、隙きを見せるたびに殺しに来られたら大変だし、気付かせてあげた方が良んじゃない?と提案されたが、わしはあやつが気付いたときにどんな顔をするのかが楽しみなのじゃ、余計な手出しは無用。童をあやすくらい造作もないわ。とつっぱねるほど、その状況を楽しんでいたのだった。

それゆえ信長は、今の愉快な状況を維持したい気持ちと、告げたあとの変化を期待する気持ち、そして頭の片隅にある一抹の不安との間で揺れる。
沖田のことは好いているし、沖田にその気があるなら恋仲になるのもやぶさかではない。むしろ楽しみが一つ増えるのだし歓迎だ。
しかし人の心はままならないもの。
好意を持たれている確信があるとはいえ、うかつに指摘したりしたら、好意なんて持っていないと意地になってしまうかもしれないし、それを証明するために自分に寄り付かなくなるかもしれない。それではここでの生活がひどく退屈なものになってしまう。それは避けたかった。


続き。
ノブ沖ノブ(fgo)百合エロ小説(途中)ノッブが押し倒すまで

他の沖ノブ、ノブ沖作品はこちらへ。
沖ノブ、ノブ沖作品1話リンクまとめ

状況を理解したあたりのテンポがおかしい気がするので直したい。
ていうかなかなか濡れ場にたどり着かないのごめん。

こういう過去エピソードの挿入とか、これまでの関係性を示すところって小説的にはどういう風にどういう形式で書くのがベターなんだろうね。普段読まないし書かないからわからんち。

そうそう、うちの殿はスパダリだけど、沖田さんは結構ポンコツなんですよ。

索引
1 水着ノッブが斬られるまで
2 ノッブ沖田に泣かれる
3 ノッブが押し倒すまで
4 沖田に耳責めとか
5 頭突き後耳責めとか
6 耳責めからキスまで
7 おっぱいおっぱい
8 ようやっと秘部
9 沖田KO
10 沖ノブのターン
11 見せちゃう
12 おねだり
13 舐めっ子どんどん
14 続舐め合い
15 絶頂
16 事後
17 後日談

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