2018
11
Nov

百合小説

沖ノブ(fgo)18禁百合小説(途中)風呂で百合セックスの二人1

吸い込んだだけで肺が痛みそうなほど、険悪な空気が満ちていた。
さほど広くない室内で、その部屋の主二人が、互いに得物を構え睨みあっている。だんだら羽織をまとった沖田総司と、軍服を身に着けた織田信長だ。
そしてその場にいた数名が、その様子を遠巻きに眺めていた。

「このわしの恐ろしさがまだわかっておらんようじゃのう、人斬り……」

「その言葉、そっくりそのまま、まるっとお返ししますよ、バカノッブ……」

二人は今にも本気で殺し合いを始めかねない様相を呈していた。
普段であれば、信長と沖田のケンカなど、見慣れ過ぎていて誰も気に留めない。だが今は、魔王と人斬りが放つ強烈な殺気に、「あれ?ちょっとこれは流石に止めた方がよくない?」という空気がその場に流れ始めていた。
どちらかが仕掛けたらその瞬間、全員で飛びかかって取り押さえよう。そんな目配せをしている気配。
それを敏感に感じ取った信長は、たとえ取り押さえられたとしても、沖田の腹に二三十発は風穴を開けられる攻撃パターンを何百と思い浮かべ、そのときに備えていた。ギラギラとした人斬りの目を真っ直ぐに見据える。

しかし、その一触即発な空気は、パンパンという乾いた音によって、いとも簡単にかき消されてしまった。

「皆の者、伯母上は沖田と仲良くケンカみたいだから、わらわたちは退散するぞ!ちゃちゃっと支度して!」

音の主は信長の姪の茶々。
「ハイハイ、そこまで」とでも言うように手を叩いて、二人のケンカに身構えていた数名に退室を促したのだった。

信長と沖田は眉ひとつ動かさず、じっと睨みあったままだったが、内心は茶々の一言ですっかり毒気を抜かれてしまっていた。
それはその場の皆にも伝わったようで、全員やれやれといった顔をして、二人の間を通り抜けぞろぞろと帰っていった。その光景は、まるでケンカ中のネコの間を、カルガモの親子がのんびりと通り抜けていくような滑稽さがあり、向かい合った二人は、互いになんとも言えない決まりの悪さを感じることになった。

部屋が静かになり、そのまま睨みあっているのも馬鹿らしくなった二人は、やがてどちらからともなく得物をおろし、互いにそっぽを向いて、それぞれ別の用事を始めることにする。
長めのレイシフトから戻ったばかりの信長は、着替えのため壁に帽子をかけ、沖田はケンカで散らかった床を片付ける。沖田はまだ怒ってますよオーラを発しながら黙々と片付けをしていたが、信長はもう気持ちが切り替わっていて、帽子から手を離したときにはもう、どうやって沖田を閨事に誘ったものか、と考え始めた。

涼しい顔をしてはいるが、しばらく沖田に触れていない信長の身の内は、その肌や指、舌の感触を求めてズクズクと疼いていた。
それは沖田も同じであったが、今は怒りでまったくそこに意識が向いていない。信長はそのことをよくわかっていたため、上手く乗せる手を考えなければならなかった。

口付いの一つでもしてやればその気になるだろうが、いきなりそれを迫っては、拒まれることも考えられる。まぁ、二人きりになるところまでは上手くいっているし、焦ることはない。さて、肩でも抱いてやるのが良いか、背中に寄り添うのが良いか。

あれこれと策を思案しながら、信長は黙ったまま片付けをしている沖田の背中を横目に見る。表情を見ることはできないが、きっとまだムスっと不機嫌そうなふくれっ面をしているだろう。
その顔を思い浮かべると信長の胸に、ふっといたずら心が湧いた。静かにマントを脱ぎ、それをバッと広げて沖田に向かって投げつける。

「わっ、ちょっと、なにするんですか!」

大いに不愉快そうな抗議の声が上がる。
覆いかぶさったマントの下でウゴウゴともがく沖田を愉快そうに眺めた信長は、沖田がマントから脱出すると、今度は脱いだ軍服を顔面めがけて投げつけた。そうして次々と脱いだ服を投げつけ真っ裸になった信長は、そのまま床に仰向けに寝転がり、「沖田、風呂」と短く言った。

「は…、はぁ?勝手に入ればいいじゃないですか!」

「風呂洗うんは貴様の役じゃろ?褒美に髪を洗わせてやるぞ」

「ど、どっちもお断りです!…………というか、何か着てくださいよ……」

沖田は強く拒否したつもりだったが、その目は信長の白い四肢に奪われていた。腕には投げつけられた服をしっかりと抱いて、血と火薬の匂いがするだろうそれに顔を埋めたそうにしている。
その様を見た信長は、ちょろいヤツだ、とほくそ笑む。

「なら大浴場にでも行くかのうー。広い風呂の方が好きじゃしー」

「え、ちょ、ちょっと、その格好で行くつもりですか!?」

立ち上がり、裸のまま部屋を出て行こうとする信長を、沖田が慌てて引き止める。

「問題ないじゃろ?わしってば、ないすばでぃじゃし、どこに出しても恥ずかしくなかろ」

「いや、体型の話じゃなくって、その……」

沖田はしどろもどろになりながら、信長の股座に視線を落とす。その餅のような白い肌には、うっすらと紅い痕が残っていた。
消えかけてはいるものの、きわどい場所に点在するそれは、見た者の脳裏に情交の様を思い描かせるに違いなかった。信長はそういったことを気にしない性質だが、沖田は違う。自ら刻んだ劣情の印を、衆目に晒されることに羞恥心を覚えるのだ。

「部屋の風呂を使ってほしいなら……、わかっておるな……?」

信長はニヤリと口元に笑みを浮かべ、妖美な所作で沖田に身体を寄せ、首に腕を回す。
沖田は観念したかのように深く息を吐き、信長の細い肩にガブリと噛みついてから、無言で風呂場へと向かった。


久しぶりの三人称小説。短めで終わらせるつもりだったのですが、導入で2000字超えてしまいました。
今回も長引きそうです。
これから沖田さんとノッブはお風呂でイチャイチャ洗いっこしてから百合セックス開始になります。今回は若干ケンカップルっぽく書けたら良いなぁ。

他の沖ノブ、ノブ沖作品はこちらへ。
沖ノブ、ノブ沖作品1話リンクまとめ
 

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