2021
19
Jul

百合小説

沖ノブ(fgo)18禁百合エロ小説 梅雨にやりまくる沖ノブ

和室の襖を開けると、エアコンの効いた居間に、ぶわ、と熱気が流れ込んで、沖田は一瞬、顔を顰めた。
やめておけばよかっただろうか? そう思ったが、室内に足を踏み入れると、暑いが空気はカラリとしていて、不快感は少ない。中央に敷いた布団に触れてみると、すっかり湿気が抜けて、サラサラになっているのがわかった。
想像以上の成果に沖田は口元を綻ばせる。オークションサイト見つけた、二千円そこそこの中古の布団乾燥機が、これほどの働きをしてくれるとは思いもしなかったのだ。

「なかなかいい買い物だったんじゃないですか? 沖田さん大勝利ですねぇ」

上機嫌に独り言ちて、掛け布団の下に敷いたマットを畳み、乾燥機へしまう。
シーツを洗って布団を干したくても、なかなか叶わないのが、この梅雨の時期。毎年うんざりさせられるが、今年は例年よりその気持ちが強かった。
よほど性格の悪い雲がやってきているのか、ここ最近の天気は、曇天、小雨、大雨、雷雨のいずれかだ。もう丸ひと月は太陽を見ていないのではないか、と思うほどの悪天候続きな上、大学がずっと休講で、外に遊びに出ることもない。
そうなると必然的に布団でダラダラ過ごす時間が増える。陽が照ってはいないのに連日気温は高く、雨のせいで湿度も高いものだから、エアコンを付けていても、じっとりと汗をかく。おかげで敷布団も、掛け布団も、どこかべっちゃりとした、なんとも不快な手触りになっていた。
そしてそれに耐えかねた同居人が、連日通販でシーツ代わりのバスタオルを注文するものだから、家計と収納場所に危険を感じた沖田は、やむなく乾燥機の購入に至ったのだ。

「ほう。なかなか見事な渇きっぷりではないか~」
「ちょ、ノッブ! 畳むところなんですから、寝ないでくださいよ!」

同居人の信長が、沖田の横をするりと通り抜け、布団に転がった。すりすりとシーツに頬擦りをし、手脚を大きく広げては閉じて、存分にサラサラ感を味わいだす。
最後に布団を冷ます夏モードでなく、冬モードを使用するべきだった。今更後悔した沖田は、額に手を当て、聞こえよがしに、ため息を漏らした。

「うむ。これはもう昼寝するしかないの! わし、シャワー浴びて来る!」

相当大きなため息だったにも関わらず、信長にはまるで聞こえていないらしい。ぴょんと飛び起きると、来ていたTシャツとハーフパンツを脱ぎ捨てて、鼻歌と共に洗面所へと消えてしまった。
残された沖田はのっそりと立ち上がり、信長の抜け殻を拾い上げる。洗面所の、バスルームのドアの前に、ぽつんと置かれた下着も同様に拾って、すぐ横の洗濯機へ放り込む。その横に取り付けてあるタオルハンガーになにも下がっていないのを見て、収納からバスタオルを取り出し、掛けて、ついでにバスマットも引いてやった。
甘やかしすぎだろうか。自分の甲斐甲斐しさに沖田はすっぱい顔をしたが、すぐに、濡れた身体で歩かれるよりはマシ、と首を振って、居間へと戻った。
座卓の前に腰を下ろして、冷蔵庫から出してきた麦茶を喉に流す。香ばしい香りと、内側の熱を奪われる心地よさに、ほっ、と息を吐いて、なんの気なしにスマホを起動した。最近ダウンロードしたパズルゲームを起動して、淡々と色を合わせては消していく。特に面白くはない。
窓の外は、墨を刷いたような暗い雲が厚く空を覆って、しとしとと細い雨を振らせている。映画やドラマは見尽くしたし、信長はシャワーを浴びている上、昼寝をするというので、他にすることがないのだ。スーパーのチラシをチェックしてもいいが、うっかり購買意欲を掻き立てられては、雨の中、買い物に出ることになってしまう。それは億劫だ。

「ノッブが一緒にゲームでもしてくれればいいんですよ。寝てばかりいないで……」

昼食後のちょうど眠たい時間帯。信長が昼寝をしたがる気持ちもわかるが、毎日続くと流石に小言の一つも言いたくなってくる。けれど言ったところで、信長は聞き入れはしないだろう。
沖田はスマホを握ったまま、仰向けに床に転がった。退屈さと憂鬱さで、頭の中がモヤモヤと、梅雨の空模様のようになっていた。ふーーーっ、と息を吐き出してみても、気持ちは晴れない。信長の言うように、昼寝でもしてやり過ごすのが正解なのだろうか? そんなことを考えていると、シャワーから出た信長が、裸でとたとたと居間に入ってきた。
開け放った寝室に直行し、布団を前にクリップでまとめていた髪を解く。絹糸のような長い黒髪が、つるりと艶やかに弧を描いて落ち、枕につけた頭の下から掻き出されて畳に散った。
美しいと言って差し支えない髪なのに、信長の扱い方は些かぞんざいだ。時たま櫛で梳いたり、油を塗ったり、それなりに手入れをしてはいるが、普段がこれでよく傷まないものだ、と沖田は思った。
起き上がり、寝室へと歩み寄って、畳に散る髪の前にしゃがみ込む。暇つぶしがてら、枝毛がないか見てやろうと、一房をつまみ上げた。湿気を含み、少しばかり、しっとりとしている毛の先をじっと見つめてみるが、見つけるのは困難を極めることが予想された。
起きたときに、からかってやろうと思ったのに、つまらない。白けた視線を送るが、信長は気持ち良さげに目を閉じている。足元にある掛け布団を蹴飛ばし、両手とタオルケットを腹に乗せて、裸の胸を上下させていた。
顔を上げれば、下半分が曇りガラスになった、ベランダへ続くガラス戸の向こう、雨が勢いを強めている。空もどんどんと暗さを増していて、ますます気が滅入った。
耐えかねた沖田は四つん這いに胸の横まで移動して、なだらかな曲線を描く白い膨らみを指でつつく。それは容易に形を変え、ふにゃりと指を沈ませる。感触を確かめつつ、全体を見やると、双丘の頂上が、稜線に沿って柔らかく色づいていた。
なんとなく、敏感な頂点を避け、薄紅色の輪郭をするするとなぞってみた。刺激しないように触れているため、信長の反応はない。だが、指を滑らせる円の周囲は次第に短くなり、すぼまって、先端が盛り上がってくる。
肉体というのは、こんな淡い触れ方でも、反応を示すものなのか。意外な発見に目を丸くして、ひとりうんうんと頷いた。なら今度は、先っぽをつついてやろう。沖田は一度指を引いて、狙いを定める。すると、「おい」と、信長が迷惑そうな顔で声を上げた。

「寝とるんじゃから、触るでないわ」
「ヒマなんですよ」
「じゃからって、わしの乳をつつくな。こそばゆいじゃろが」
「はいはい。じゃあ、こそばゆくないようにしますから」

含み笑いをした沖田は、膨らみをそっと包み込むようにして、信長の胸に手を当てた。
ひんやりと、手の温度が奪われるのが心地良い。手の平に当たる尖りが、周囲よりも冷たいのが、どことなく、いやらしく思えた。

「はぁ。ま~た、発情したんか。ったく、飽きもせず毎日毎日……」
「今更このくらいで発情したりしませんよ。ヒマだから揉んでるだけです」
「ならする前に止めとけ、わしは寝たいんじゃ。つーか、手が熱いんじゃが」
「ノッブのおっぱいが冷たいからですよ。そうだ、冷えて風邪引くといけないので、このまま沖田さんが温めててあげましょう~」
「あ~~~、ったく……。気が済んだら退くんじゃぞ」

胸を鷲掴み、馬乗りになって見下ろすと、信長は眉間にシワを寄せ、腕を両脇に投げ出した。
許しを得た沖田は、口元をほころばせ、さっきよりも大胆に膨らみに触れる。指先を波打つように動かして、ふにゅふにゅとした感触を楽しむ。
シャワーを浴びたばかりの肌は、少しもベタつかず、さらさらとしていた。それでいて、吸い付くようなすべすべとした手触りなのだから、ずっと触れていたくなってしまう。痛くしないよう加減をしつつ、こねるように揉む。ゆっくり円を描くように触れていると、ふと、いつもより弾力が強いことに気がついた。
ああ、これは今のうちにたくさん抱いておいたほうがいい。そう直感した沖田は、信長の両脇に肘を付き、胸元に顔を寄せて、ぱくりと先端に食らいついた。

「おい、誰がそこまでして良いと……」
「ちゅぷ……っ。でも、こうしたほうが、早く気が済みますよ?」

ぷっくりと立ち上がった、丸みのある尖りを舌先で転がしながら、「しましょうよ」と、目で訴えた。
信長は頭を持ち上げて沖田を睨み、不満げに唇を尖らせる。沖田が目を逸らさず、ちろちろと先端をくすぐると、やがて信長は諦めたように、ふぅ、と息を吐いて、枕に頭を付けた。そして、沖田の肩を押して、後ろに下がらせ、のろのろと起き上がった。

「さっさと済ませるんじゃぞ」

信長は沖田の首に腕を回すと、もたれかかるように身体を寄せて、唇へ噛み付く。歯列を割って差し入れられた舌に、舌の表面を撫ぜられる。首の後がざわざわとなった。
腰に腕を回し、お返しとばかりに、思い切り舌を吸い上げると、信長はくぐもった声を漏らして舌を引っ込める。交代に自分の舌をじ込んで、口内をまさぐった。歯の裏側や、上顎、舌の付け根。あちこちつつきまわしては、信長の舌に自分の舌をこすりつけるようにして絡ませる。
次第に荒くなる互いの呼吸音に情欲を煽られて、沖田は腰に回した手を徐々に下げていった。つるりと丸く、小ぶりな尻の肉を掴み、淫裂を開くように揉みしだく。恥口の潤いを示す水音でも聞こえやしないかと思ったが、互いの唇を貪る音や、勢いを強めた雨音に阻まれ、まるで聞こえない。
沖田は信長の身体を抱き寄せたまま、体重を掛けて、再び布団へ横たえた。腰周りに纏わり付いているタオルケットを剥ぎ取って、下腹部を露わにさせる。身体を起こして、その全身を見下ろす。
鎖骨や、胸元、腹、足の付根、至るところに自分の刻んだ紅い印が残っている。つけたばかりの生々しいものもあれば、すっかり薄らいで消えかけているものもあった。
沖田はにんまりと口元を歪めて、その一つ、肋の下辺りにつけた印を指でなぞる。

「……おい、これ以上、跡を増やすでないぞ? もう暑いんじゃし、海に行けなくなっては困る」
「そんなの気にしないくせに、よく言いますねぇ」
「お前が気にするんじゃろうが。去年、跡付けまくって『そんな身体で海なんて絶対ダメですからね!』などと、ほざきよっとったの忘れたんか?」
「…………舐めるだけにしておきます」

なにか言い返したかったが、信長の言葉はまったくの事実であったため、ぐうの音も出なかった。
仕方なく、強く吸い付くのを諦めて、柔らかくした舌先で、舐めさするに留める。滑らかな肌に鼻を押し当てると、甘く、爽やかなシトラス系の香り。さりさりと唾液を広げていくと、ボディーソープに含まれているメンソールで、舌の表面がすぅっとなる。
ハッカの飴でも舐めてるようだ、と思っていると、ぽん、と頭に手を乗せられた。その手はぐいぐいと沖田の頭を押して、口が股間の上まで移動した辺りで止まる。

「……ふふふ。もうココ舐めてほしいんですか?」
「手早く済ませたいだけじゃ。どうせ、べっちゃべちゃにするまで舐める気なんじゃろ?」
「そうですけど……。私がしたくてしてるんじゃなく、ノッブが満足するまですると、結果的にそうなるってだけですよ?」
「同じことじゃろうが」
「全然違いますよ」

沖田はさも心外だという口調で否定するが、実のところ、秘部を舐めるのは好きだったりする。しかし、それを信長に知られるのは、心底惚れていることが暴かれるようで耐え難い。
沖田と信長とは、幼い頃からの腐れ縁で、元々は、なにかにつけて張り合う、喧嘩仲間とでもいうような、色っぽさのかけらもない間柄だったのだ。以前の感覚をまだ少し引きずっている沖田は、今のこの関係を、どこをどう間違ったのか、と思うこともあるし、むず痒く感じることも多い。
だからこそ、あくまで求められたから、というポーズを取りたがる。そして、自分からいたずらを仕掛け、行為に誘ったことは、都合よく忘れている。

「まぁ、そんなに早くしてほしいなら、すぐ中のほうも、こねこねしてあげますけど?」
「別に構わんが、わし、まだそう濡れとらんのではないか?」
「そんなことは……。あ~……、しばらく周りだけにしましょうか……」

信長の脚の間に腹ばいになった沖田は、まだ乾いている裂け目の両側をそっと舌でなぞる。
脚の付け根のほうから、左右交互に舐めあげ、徐々に真ん中へ。時折、内腿を、ちゅ、と音を立てて吸ったり、間接的に入り口がこねられるよう、溝の脇を指先で押し込んだり、複数の刺激を与えながら、舌を肉の花弁へと寄せていく。
その生え際を、ぐりぐりと舌先を押し付けるようにして舐めあげ、その上端の肉芽の潜む薄皮を弾くと、信長がぴくりと、腿を震わせる。
舌の根本から、じわりと唾液が湧く。腹の内側でも似たようなことが起きたのか、恥口が、きゅう、と縮こまり、奥のほうで肉筒が、じん、と傷んだ。
肉芽を口に含みたい衝動を抑えて、閉じた花弁を啄む。軽く吸い上げて、唇で挟み、やわやわと揉んでやる。焦れた信長が、自分からどこをどうしてほしいか、言い出すことを期待していた。
だから、くい、と前髪を引っ張られたとき、沖田は待ってましたとばかりに顔を上げた。
ところが、見上げた先の信長は、ニタニタと意地の悪い笑みを浮かべていた。これは、おねだりではなさそうだ。そう思っていると、「沖田、脱いで、回れ」と、信長は人差し指を天井に向けて円を描く。

「……ストリップ、ってことです? しませんよ?」
「違う。顔の上に乗れということじゃ」
「シックスナインですか? 沖田さん、シャワー浴びてないんですが……」
「わしは構わん」
「私は構うんですよ」
「なら口は付けんから。それならよかろ? わしにもいじらせい」
「えぇぇ……。もう、しょうがないですね……」

沖田はしぶしぶ立ち上がり、部屋着のTシャツとハーフパンツを、下着ごと脱ぎ捨てた。極力、平静を装って、信長の胸を跨ぎ、膝を折る。
正直、沖田はこの体位が好きではなかった。
信長の眼前に性器を晒すなんて、顔から火が出そうなほど恥ずかしい。なのにその上、顔に跨るなんて、まるで、「見てください」とでも言っているようで、いたたまれなくなってしまう。けれど、そんな気持ちを悟られるのはもっと屈辱的だし、なにより、ようやくその気になった信長を萎えさせるのがもったいなかった。
沖田は精一杯、なんでもない顔をして、再び、信長の股ぐらに顔を埋め、先ほどと同様に、花弁を口に含もうとした。
が、それより早く、信長に、ずい、と恥溝をなぞられ、沖田は悲鳴を上げてしまう。

「は。とろっとろではないか。わしの身体は、よほど美味いらしいの」
「ッあ……! ちょ、ちょっと、いきなり……ッ!」
「早く済ませろと言うたじゃろ。先にサクッとイカせてやるわ」

ぬるりと内部に侵入された感触と共に、突き抜けるような痺れが、背骨を駆ける。
溝の前側、敏感な突起の、最も弱い部分をピンポイントでさすられた。吐き出した蜜をたっぷりと塗りつけ、飛び上がるほど強くなく、かといって、反撃に転じられるほど弱くない、絶妙な加減で刺激を与えられる。内側も同様に、ずんと快感が響く部分をリズミカルに押し込まれる。本当にサクッとイカせるつもりらしい。

「ァ、アッ! ン、あッ……、く、ぅ……ッ」

沖田は快楽に身を任せそうになる頭を振って、負けてたまるかとばかりに、信長の肉芽にかぶりつく。両の手のひらで尻を包み、淫唇に爪を立て、閉じた花弁を開かせる。とろりと垂れた蜜を音を立てて啜り、小さな蜜穴に舌をねじ込んだ。

「ッぐ……、なんじゃ、張り合う気か? ん……、良いぞ。勝負してやろうではないか」

信長は余裕ありげな口ぶりで、責めのペースを上げる。
しかし、沖田の反撃が効いていないわけではない。襞に舌を突き立て、薄皮に埋もれた小さな突起を引っ掻く度、手の中でぴくぴくと尻の肉を痙攣させている。勝機はあるということだ。
沖田は懸命に溝の中心から意識を反らし、受け流そうと努めた。穴から舌を引き抜き、代わりに人差し指と中指をいっぺんにねじ込んで、ちゅ、ちゅ、と肉の芽を吸い上げる。

「はぁ……、ッ……ふ……。お、きた……、もそっと、右……。ッハ、……そ、その辺、じゃ……、ぁ……」
「ふ、ちゅぷ……、ちゅく……。ンアッ! ぁう、ふぅ……ッ、ん、ちゅ……」

夢中になって互いを責め立てるうち、気付けば雨音よりも、互いの性器から漏れる水音のほうが大きくなっていた。
嬌声を上げるほど、室温と湿度が上がる。たらたらと汗が滴り落ちる。ついさっきまで、さらさらだった信長の肌も、じっとりと汗ばんでいた。
熱く湿った空気を吐き出すほど、視界が白んで、沖田は、信長と触れ合っているすべての箇所に、意識を奪われていく。
舌先に感じる、丸い芽の滑らかさ。頬に触れる、太腿の痙攣。濡れた指に纏わる肉襞のひくつき。胸を乗せた、腹部の熱。腹の内側と、身体に快感を打ち込む尖りに触れる、指の蠢き。交わり、うねり、滾る血液に乗って、全身を巡る。
勝敗へのこだわりなど、もうすっかり、かき消えていた。

「はぁ、はぁ……。のっぶ……、ッア……、ぁ、ふ……ッ」
「は……、なんじゃ、ッ、限界か……? わしも、そろそろじゃけど……ッ」
「ァ、ン……、はぁ……。イ、イッて、いいですよ……ッ。沖田さん、いっぱい、ぁ、悦いトコ、舐めてあげます……、ア、ぁぅ……」

首を振り、ぐいぐいと舌を肉芽に押し当てると信長の腰が、手の中でぞもぞと逃れたそうに震えた。沖田はそれをがっちりと押さえ込んで、信長の好きなトコロを執拗にねぶる。信長も同様に、沖田の弱い部分を重点的に刺激する。腹の内側に、ぬるま湯が広がるように、絶頂の因子が溜まりだす。

「はぁ、はぁっ、おき、た……。わし、もぅ……、イ……」
「あッ、ふ……、ぁああ……、ったしも……、も……、らめ……ッ、ア、ァッ!!」

ダムが決壊するように、腹の中の快感が全身へ走る。膝が、腰が、ガクガクとなって、手足の先が痺れた。
肉筒がずくずくと脈打つ。
信長も同じ状態になっているのか、肉筒に埋めた指に、拍動を感じた。ずるりと内側から指を引き抜き、どさりと布団に腕を投げ出して、大きく息をしている。信長がすっかり身体を弛緩させたのを感じて、沖田もするすると流れ出るように力が抜けた。
へなへなと目の前のシーツに額を付けると、サラサラだったはずのシーツは、しっとりと湿っている。指を埋めた肉筒からは、とろとろと蜜が、尖りをさすった口からは、だらだらと唾液がこぼれていたのだ、それも必然というものだろう。信長の言うところの”是非もなし”だ。
沖田は長く息を吐きだして、どさりと身体を横たえる。窓を見ると、雨脚は更に強まって、外は嵐のようになっていた。ばちばちと水滴が窓を叩き、遠くで雷が鳴っている。

「……引き分け、ですかね」ぽそりと尋ねてみると、
「わしの勝ちじゃろ」と信長が答える。
「……ノッブのほうが一瞬早かったと思うんですけど」
「なら引き分けにしといてやる」
「ですか……」

口を閉じると、ドザーッという、雨音が耳に響く。見回せば、室内は日没前のように暗い。
行為後の、沈み込むような倦怠感に拍車をかかり、意識を手放してしまいたくなる。だけどこのまま、なにも掛けずに眠ったら、風邪を引くか、お腹を壊してしまうだろう。
沖田は仕方なしにのろのろと起き上がり、部屋の隅に投げ飛ばしていたタオルケットを掴む。横になるため、大の字に寝た信長を、布団の片側に寄せようと隣に座ると、その白い肌に残る、消えかけの刻印が目に入った。

「……む。ちょ……、おい。や、やめんか……」

すっと脚の間に入って、淫唇の横、脚の付け根辺りに強く吸い付くと、信長が怪訝そうに声を上げる。

「ココなら、見えないですし、良くないですか? 水着で隠れるところも、大丈夫ですよね?」沖田は悪びれもせず、今度は下草の生え際辺りを吸う。
「良い訳なかろう。よさんか……、ッ……。こ、こら、よせ……ッ。イ、イッたばっか、なんじゃぞ……ッ」昂りきった溝を再びなぞられ、信長は沖田の髪を掴む。が、スイッチの入った沖田が、止まるわけもない。
「追い打ち、好きでしょう? 今度は指で、ゆっくりいじめてあげます……」

隣に寝そべり、後ろから信長を抱き竦めると、耳を甘噛んだ沖田は、するりとその下腹部へと手を伸ばす。

「せっかくシャワー浴びたんに……」

そうぼやく信長の声は、先ほどよりも大きくなった雷鳴にかき消され、ほとんど聞こえなかったことにした。

日差しの熱と、眩しさに目を開けると、雨はすっかり上がっていた。と、いうより、朝になっていた。
他にすることもないせいか、結局夜中まで盛り上がって、そのまま寝てしまったのだ。汗やら唾液やらで全身はベタベタ。それらをたっぷり吸い込んだ布団も、すっかり湿ってしまっている。
沖田が身体を起こすと、信長が煩そうに、窓と反対の方向へ寝返りを打った。今日はもう昼過ぎまで起きないだろう。久しぶりの太陽を見せたい気持ちを堪え、一晩いじめ抜いた身体へ、タオルケットを掛けてやる。

「……夏が来ますね」

眠る恋人へ静かに語りかけ、抜けるような青空を見上げた。


2021年沖ノブの日祝いに書いた一本。
今年の梅雨があまりにも雨続きだったので、沖ノブちゃんも似たような環境に置いてみたら、案の定おせっせ祭りになってしまいました笑
去年はノッブ→沖田って感じの初エッチだったので、今回は逆に沖田→ノッブって感じの慣れまくったエッチにしてみました。所帯じみた沖ノブも美味しいので、そんな感じが出せていたらいいなと思います。もっと雨とか湿度とか気温とか汗とかの描写を盛り込んで、じめじめっとした感じの百合セックスを書きたかったんですが、上手いこと入らなかったのでこのくらいになりました。
ラストだけカラっとさせて爽快感を出したかったけど、上手くいってるかな?いってるといいな!

他の沖ノブ、ノブ沖作品はこちらへ。
沖ノブ、ノブ沖作品1話リンクまとめ
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